今の被災地 ~大槌町~ その2

昨日の続きです。

私達は仮設住宅が間に合わないからと盛岡で
マンションを提供してくれて住んでいる義母をピックアップして大槌町に向かいました。

釜井石市から大槌町に向かう時の風景は
自分が想像しているのとは違い、瓦礫より緑(雑草)が多かった。

所々にお家が建て直されています。

車の中から撮った写真ばかりなので、ボケててすみません。

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建物が残っていて撤去希望されているのは、
スプレーで大きく「撤去」と書かれ、
書く場所が無い所には赤い旗がしてあります。
しなくても良い場所には黄色い旗さそうですが、見かけませんでした。

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旗が無い場所には自衛隊の方達かな?が作業されてました。

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この地域は瓦礫などは港や川辺近くに置かれてました。

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マストは再開する方向だそうです。
この日は日曜日だったから誰も居なかったけど、
復興に向けて作業されている感じだった。

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こちらの工場も窓ガラスが張り替えられ復興している。

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日曜だったけど、移動郵便局などもみかけました。

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こちらの大槌の安渡地区。
岩手では陸前高田の次にひどかったんじゃないかと言われるほどです。

旦那の家には先祖さまのお墓が2箇所あります。
昨日の記事の場所はお寺にあり、古いほうのお墓は家の裏側にあります。
義父もここへ一時避難されたようですが、
お家に戻ってしまい一瞬にして津波に流されてしまったようです。

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まさか、ここまで来るとは・・・
という感じだったと、現地の皆さんがおっしゃいます。
こちらの古い墓は明治時代のもので土葬だそうです。
でも、墓石は流されてしまい、いくつか移動されてました。

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移動された墓石。
私達ではどうしようもないので業者さんに頼む事になりました。

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旦那の実家の向かいにある同級生のお家は3階建て。
2階部分まで浸水してしまいましたが、現在は3階で暮らされてます。
玄関の壁には大きくXマークがありました。
丁度この日のお昼に中学の時の担任が来るとの事で
久しぶりに同級生なんかとお話しをしていました。

瓦礫が無くなり、何もかもが無くなった安渡地区。
違う国に来たようだ。
どこかの古代遺跡にも見え・・・これが津波の恐ろしさです。
人もまったく歩いていません。

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そこから山のほうを見ると、船が残されたまま。

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基本的に外ではクレレとカイナはスリングに入れて移動しました。
あっちこっちガラスや陶器の破片やらで危ないです。

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バスが走っていました。
先日まで無料だったらしいですが、現在有料。
お盆の時期なのか、結構走っていました。

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実家があった場所。
使えそうな物は無くなっていて、このポストだけ残ってました。

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回収待ちされている瓦礫。
ボランティアさんなど全然みかけられなかったんですが、
どうやら現在瓦礫撤去作業員を職安で紹介しているらしいです。
20~30万ほど貰えるようなので、被災した男性で元気なら職はあるようです。

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津波の爪あと。
大槌稲荷神社は避難場所にもなりました。
ギリギリだったのが分かりますね。

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私達は他のお寺に移動しました。
再び車の中からの撮影。
沿岸をちょっとだけ走ってもらいました。

ここは瓦礫などを漁港や川辺に置かれています。

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水が沸いてたり、引かなかったりで
このような場所が所々ありました。

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お寺に到着。
実家の場所周辺では、何度もクレレはスリングから出ようとして
キュンキュンしながら人を探している様子でしたが
ボランティアされている方達が多く、
通る人を確認するかのようにパニックになってました。

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たぶん、無くなった義父を探していたんじゃないかと思いました。
似たような年齢の方を必死に要求鳴きをしてました。

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釜石市には動物病院がありますし、
大槌町の仮設住宅ではペット受入れも可能だそうで一安心。
では、私で出来る事は無いであろうか考えています。

旦那が友人宅で旦那を待っていると、
そこではお茶、おにぎりなどを出して頂き、お土産(三陸産わかめ)を頂き
明るく逞しく、色々と話しをしてくれて自分が恥ずかしくなりました。
その一方、ここなら復興できると感じました。
その為にも義捐金を集めてあげたいと思いました。
同じく、被災犬にはやはり寄付金が必要なんだと感じました。

岩手県はペットに対して考えられていると感じ嬉しいです。
あとは1人でも多く、ペットと家族について
理解をしてもらえるように活動していきたいなーっと思いました。




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